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自分の弱さに留まって・・・2018.02.13

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 S君『いつも自分は、自分の弱さと戦っていて、苦しい・・・疲れちゃう・・・』

というので、そこからセラピーが始まりました。S君はマイセラに数回来ています。

 

S君『子供の頃から、ちょっとでもメソメソしたり、しょんぼりしたりすると、母親が機嫌を悪くするので、それをしてはいけないと思っています・・・母の機嫌を損ねてしまったら、生きていけないほど危険なことになるんです。父親は会社から帰って来ると、些細なことを見つけて母親や子供達を怒鳴りつけて来るのです。その怖さは並大抵では在りません。何で自分が怒られているのか、さっぱりわからないけれど、逆らえば、もっと激しくなるのですから、とにかく逆らわないで、母親の陰に隠れるしか術がなかったのです。だから、母親の機嫌を損ねてしまったら、父の罵声から身を隠す場所がなくなるので、母親の顔色にはことさら敏感になっていたと思います。』

 

 そこで、マインドフルネスになって、胸の痛みに意識を集めていきました。

 

S君『弱々しくあってはいけない・・・ちょっとでも弱いそぶりをしたら、自分は受け入れてもらえない・・・そんなもの。弱さがあってはいけないんです。絶対にあってはならないんです。間違ってそんな弱さを出してしまったら、世の中では、社会では受け入れられないんですよ・・・まずいんですよ・・・虐められてしまうんですよ・・・』

 

S君『あ〜っ・・・。小学校の頃のことが思い出されました。自分よりはるかに弱い子がいて、みんながその子のことを虐めていました。自分もみんなと一緒に虐めに加わっていました・・・あの時は、みんなと一緒に虐め側にいないと自分とが危ないと思ってやっていた・・・本当はその子のこと虐めたくはなかったのに・・・』

 

S君『あ〜っ・・・人の弱さに対してまで・・・無意識に、反射的にあってはいけないもの・・・・潰さなくてはならないもの・・・と思っているのかも知れない・・・』

 

S君『・・・自分も本当は弱いのに・・・何で人の弱さを潰そうとしてしまうんだろう・・・』

 

 そこで、「本当は自分は弱いのに」というところに、意識を集中してもらいました。すると、無言状態がかなり長く延々と続いていきました。その後、ポツリポツリと彼の口から、言葉が紡ぎ出されて来ました。

 

S君『・・・弱さがあっていいんだ!・・・弱さと強さは表裏一体だ!・・・弱さがあるから強さがわかる・・・弱さが強さを引き立てている・・・強さが弱さの良さだって引き立てている・・・弱さを認めることが、強さになるんだ!・・

そうだ!・・・弱さと強さはくっついている・・・別々のものではないんだ!・・・』

 

 S君の目が生き生きとして来ました。自分の内面から次々と言葉がほとばしり出て来ます。私は側に居て、ひたすら相いづちを打っているだけです。

 

S君『強弱には何の意味付けもいらない・・・それは互いに引き立てあっているだけの関係だ・・・』

S君『自分は、弱さを悪いものとして、余分な思いをくっつけて捉えていただけだった。今まで、弱いことはダメなことだ・・・と強く思い込んでいた・・・もう、この思い込みから脱していく!・・・』

S君『今まで・・・苦しかった・・・肩が重かった・・・体が重苦しかった・・・弱い自分を正々堂々と認めることができて・・・身体が楽になった・・・やっと・・・重荷から解放された感じがする・・・疲れたあ〜・・・』

 

コメント:

S君は子ども時代の成育の過程で、母親に自分を守って貰いたかったという深い事情があったわけです。父親から訳も解らず怒鳴られるには、母も自分をも弱いからと思っても不思議はありません。母親も弱いのはダメなのだと強く思っていたのかも知れません。何れにしても、弱さを徹底的に否定され続ければ、自分の弱さも、他の人の弱さもあってはいけないものという「思い込み」ができて当然です。S君は、自分の弱さに留まって、身体感覚として「思い込み」に気づき、自ら手放していきました。ネガテイブに留まっていくのは、恐さが伴い一人ででは難しいことですが、側に誰かが居てくれれば大丈夫できるのです。

自分をの体験を通して感じたことは、他の人からの言葉より何倍も強く、内面から自分を自由に向かって導いてくれます。

 

                    フィールドクリエイター 福田京子





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